今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 流行語大賞には漏れたが、昨年のキーワードとして「K─POP」を忘れるわけにはいかない。忘年会でも、KARAや少女時代などのコピーユニットが大いに場を盛り上げたことだろう。 ニューズウィークが「韓国をうらやむ日本人」という特集を組んでから約10年。韓流スターやK─POPアイドルのおかげで、今では当時の数十倍の人たちが韓国に好感を持っている。しかも昨年は、文化だけでなく政治、経済、スポーツにおいても「韓国に学べ」という声が上がった。 週刊東洋経済などの経済誌は相次いで韓国経済を特集。テレビ東京の『ワールドビジネスサテライト』は、G20開催中にソウルに特設スタジオを設け、韓国企業・文化の躍進の秘密を大特集した。 こうした特集の共通点は、韓国に勢いと強さと羨望を感じていることだ。僕の知る限り、日本が韓国を心底「強い」と認め、うらやんだのは初めてではないか。 日