台風12号の上陸とともに読みはじめたメルヴィルの『白鯨』3巻を、先日の台風13号の上陸を前に読み終えた。 終わり近くで、エイハブ船長率いる捕鯨船ピークオッド号もまた台風に巻き込まれるのを台風13号の訪れを前にしながら読み進め、3巻合計1200ページ強を12日かけて読み終えたのだった。 読みはじめたばかりの頃に別の場所でも「鯨の語源」という記事で書いたが、この『白鯨』という小説、所謂「小説」と思って面食らう。小説でもあるが、百科全書的なのだ。 ヨーロッパ中世というのは実におもしろい時代だと思う。 そのことは1つ前の「中世の秋/ホイジンガ」でも紹介したが、今回紹介するジョルジョ・アガンベンが『スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ』で描く、中世の人々の思想世界もなかなか興味深い。 例えば、「中世の心理学によれば、愛とは本質的に妄想的な過程であり、人間の内奥に映し出された似像をめぐるたえまな
⇒http://d.hatena.ne.jp/baisemoi_bullet/20100406 baisemoi_bulletさん、迅速な呼び掛け、ありがとうございます。私も早々に知っておりました。 どんだけ腐れ外道なのかと、罪涜クオリティに結構慣れてる筈の私でさえ、さすがに一瞬眩暈を覚えました。 http://d.hatena.ne.jp/baisemoi_bullet/20100406 ええ。私も大概どでかいクソの上を歩いている人生ですが、久々にそびえ立つクソの山を見た。 私はただ、4月11日の昼にそれぞれの思いや考えで可能な限り蕨市に集まって頂き、それぞれのやり方で奴らに対して行動してほしい。 まずはそれを呼び掛けたいだけです。 http://d.hatena.ne.jp/baisemoi_bullet/20100406 ということで、既にbaisemoi_bulletさんが案内して
FPN-ゲームをつまらなくしたのは僕たちゲーマー自身かもしれない 見事すぎるほどに悪質な記事。「かもしれない」という曖昧な語尾で断定を避けつつ巧みに「ゲーマー」(「ヘビーゲーマー」)にネガティブイメージを与え、しかも「僕たち」と当事者を装い自省のそぶりを見せることでへつらういやらしい態度(多用される「ですよね」という語尾の気持ち悪いことよ)。これぞ大衆に迎合するブロガー様のあるべき姿ですよと感心すらしてしまう。 この記事はほとんどが明確な裏付けのないユルい「気分」に支配された印象論で展開されているから指摘するのもキリがないが、一例を挙げるならこんな文章がある。 特に嫁さんをゲーム好きに洗脳しようと思ってゲームを探したときに改めて感じたのは、二人以上でプレイできるゲームの少なさ。 プレステのゲームって対戦以外はほとんど一人用のゲームなんですよね。 昔のファミコンってもう少しみんなでワイワイや
科学書主体のまったり読書録サイト→朝日新聞2008.9.28「作家の息遣いと体温に同化できる」pp.13 シムノンのメグレ警視ものは全作品が翻訳されているはずだが、膨大な自叙伝は日本では書籍になっていないし、ノンシリーズの長篇もまだまだ未訳がたくさんある。この河出書房新社のシリーズ、地道にこれからも続いてほしい。 書評原稿では字数の関係もあってあまり突っ込んだ話はできなかったけれど、シムノンのノンシリーズ長篇でも『証人たち』は後期のメグレものにかなり近い呼吸で、一日でどこまでシムノンが書いたかはっきりわかるような構成だが、この『ちびの聖者』とか『ビセートルの環』などはもうちょっと物語そのものの呼吸で生きている感じがする。ときどき破調があるのだ。そこが緊張をもたらしていて、心地よい。 メグレ警視もののテレビドラマはなぜか退屈だが、ノンシリーズの小説は映画によく合う。シムノン原作の映画に秀
池上永一『テンペスト 上 若夏の巻』 [Amazon] 池上永一『テンペスト 下 花風の巻』 [Amazon] 池上永一が描くべくして書いた琉球王国盛衰奇譚。 なんか最近こんなんばっかりでいい加減どうよ? と自分でも思いつつ、 それはそうとして上巻を21:00スタート。その後、5:30まで一気に読み通す。 やべぇ面白かった~。 感想はまたあとで。 Popularity: 17 % 舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日 上』 [Amazon] 舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日 下』 [Amazon] 至極複雑怪奇にして、なお痛快。一気呵成に読み切った。 今年の収穫のひとつだと思う。 上巻を200pぐらいまで読んでいい加減うんざりしながら22:00スタート。 その後、6:30まで下巻まで一気に読み通す。 もう三十路超えてそういうの止めたほうが良いよ? という理性さんのおっしゃることを鼻で笑いな
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家族とは、そこにあるだけでは、家族として「機能する」とは限らない。 そのことに気づかされたのは、数年前、母が倒れたときだった。 その日、僕が勤めていた小さな編プロに、勤務先で母が倒れたという連絡があった。 母が入院した病院を訪ねると、脳梗塞だと伝えられた。 最悪、マヒや言語に障害が残ると言われ、母一人、子一人で育った僕は、途方に暮れた。 しかし、正確に言うと、母にとって「家族」は僕だけではなかった。 母の弟、僕にとっての叔父も、病院に駆けつけていた。 叔父に会うのは、久しぶりだった。 幼いころ、僕は、母が働いている関係で、 叔父と祖母が住む家に預けられ、一日の大半を過ごしていた。 祖母は僕をかわいがってくれたが、叔父はそうではなかった。 今で言うと、ニートのような暮らしをしていた叔父は、 虫の居所が悪いと、僕をすぐ怒った。手が出たこともある。 叔父にとって、僕は虫が好かない存在だったように
KHADI タオル地ブルー・ストール 2008.10.04 Saturday 14:49 Char*で人気のカディ・タオル地 定番の白に加えて、オリジナルカラーで、ブルーが登場 こちらはストール グレーの三本ライン 幅も広めの 76cm 長さ 153cm 手織り、手紡ぎ素材ですので表面はいろいろなのが かわいい味。 コーディネートは、カディブルーピンスト・シャツワンピースと・・・ カディシャンブレーグリーン・レースプル と・・・・ タオルとしても使用できます。 素材の風合いをお楽しみくださいませ。 Posted by cheep-cheep KHADIカディコットンcomments(0)- 今日のスタイル 2008.10.03 Friday 17:38 今日も日中、暑くなって扇風機かけてました。 もう夕方、風が吹いて心地よいです。
4月から、利用者の質問等を答える部署も担当するようになった。 同僚が学生たちに、論文を書くための資料収集の説明を横目で見ながら 英語の論文が、検索と同時に即閲覧(検索即閲覧)できる環境にどんどん なっているのに、日本語では、ほとんどが、索引どまりだ。 しかも、書誌事項しかないため、その内容を推し量るすべがない。 (Note:戦後占領期雑誌記事索引データベースでは、記事の中にある 小見出しを収録することによって、記事内容を画期的に推量することが 可能になった。) それを聞きながら考えた。 日本国内のテーマをとりあげると資料集めが大変だ。 できれば、英語の文献で収集できるテーマがいいぞ。 (といっても、すべて、インターネットのデータベースから収集できるわけではないが、 多くの資料を入手できる。Google,Amazonといった機能を使えば、図書のWord検索も 可能なのだから、情報収集能力は格
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