新型コロナの影響を受け、遊戯施設の休業や、リアルな場でのスポーツやイベント興行が軒並み自粛、中止となったことは記憶に新しい。現在は人数を制限しながら再開しているものもあるが、平時の状況とは程遠く、模索の状態が続いている。 そのなかで、注目を集めているもののひとつに「電子チケット」がある。これまでも利便性の向上や不正転売の抑制として活用されはじめていたが、紙のチケットによる受け渡しや、もぎることで発生する接触リスクを回避できるという利点が着目されるようになっている。 ここでは、電子チケットサービス「MOALA Ticket」を展開するplayground代表取締役の伊藤圭史氏に、新型コロナによって変化したイベント興行や電子チケットを取り巻く状況、そして今後のエンタメビジネスについて聞いた。 playgroundは2017年6月に創業し、ライブ体験に関わるあらゆるサービスをデジタル化するエンタ