【ネット動画攻防戦】(上)広告を奪回せよ! ドラマ、バラエティーを2次利用 (1/2ページ) 2009.5.17 18:00 在京民放キー局5社のうち4社が平成21年3月期連結決算で減収減益を強いられるなど、世界的な景気悪化がテレビ局の経営にも影を落としている。新たな収益源の確保を目指し、各社が力を入れるのがインターネットを通じた動画配信だ。ネットへと流出する企業広告をどこまで奪い返そうと、NHKも交え、各社が激しい攻防戦を繰り広げている。新たな収益源 「まさに今期の注力分野だ。番組制作費を削るのではなく、2次利用で将来的な収入につながる質の良い番組を作る」 今月14日に行われたフジ・メディア・ホールディングスの09年3月期連結決算の席上、嘉納修治常務は、新たな収益源としてのネット動画配信に強い期待感を示した。 他社に先駆け、同社は20年から、地上波で放送中の番組をネットで配信する「見逃
NHKが12月1日から、過去のNHKの番組をインターネット上で再配信するサービス「NHKオンデマンド」を開始した。映像コンテンツのインターネット配信を展開する上で、常に議論の的になるのが著作権処理の問題だが、NHKオンデマンドではいかにこの大きな壁を越えたのだろうか。NHKオンデマンド室部長の小原正光氏に聞いた。 ――サービス開始後の状況はいかがですか。 正確な数値は出ていませんが、まずは順調に滑り出したという印象です(※編集部注:テレビ向け動画配信サービス「アクトビラ」において12月23日に映像が配信できない事態が起きたが、インタビューはその前に行った)。放送で視聴率が高くなくてもネットでは人気だという番組もあり、「NHK番組への接触率をあげる」という当初の狙いどおりの展開です。 ――具体的にはどのようなコンテンツが人気なのでしょうか。 1週間のみ配信する「見逃し番組」では、連続テレビ小
NHKオンデマンドの運用設備を公開。PC版登録は1万人超 -同時録画の25Mbps/MPEG-2から各サービス向け変換 NHKは16日、12月1日よりスタートした有料VODサービス「NHKオンデマンド」の運用設備を報道向けに公開した。同設備は、東京渋谷のNHK放送センター内に設置しており、放送番組を同時録画し、各配信サービス向けのデータを生成することが主な役割となっている。 NHKオンデマンドは、NHKサイト内でPC向け配信が開始されたほか、対応テレビで使用できる「アクトビラ ビデオ・フル」と、ケーブルテレビの「J:COM オン デマンド」、対応する光回線向けの「ひかりTV」で展開をしている。PC向けはSD解像度のWindows Media Video形式で配信、テレビ向けはMPEG-2もしくはMPEG-4 AVC/H.264のHD映像で配信される。
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