3月4日に行われた第28回教育再生実行会議で挨拶する安倍首相。左奥は下村文科相(首相官邸ホームページより) 安倍晋三首相や菅義偉官房長官にも発覚した補助金企業からの不正献金。しかし、一方で岡田克也代表はじめ民主党議員にも同様の事実が次々浮上したため、「政治と金」追及の動きは尻すぼみに終わる気配が濃厚だ。 「表向き民主党はまだ追及の姿勢を崩していませんが、裏では自民と民主が国対レベルで決定的な追及はしないという手打ちが進んでいるようです。民主党が政治資金規正法の改正問題をもちだし始めたのはその現れでしょう」(全国紙政治部記者) 毎度のことながら民主党のだらしなさにはあきれ果てるが、心配なのは、この手打ちに乗じて、下村博文文科相の疑惑までうやむやにならないのか、ということだ。 いうまでもないが、下村大臣の疑惑は補助金企業の献金などとは全然次元のちがう悪質な不正だ。教育行政のトップにいるはずのこ