「聖火応援隊」やっぱり動員 中国当局が旅費負担2008年4月29日6時24分印刷ソーシャルブックマーク 【北京=峯村健司】北京五輪の聖火リレーへの妨害を防ぐため、各地の中国大使館側が旅費を負担するなどして、現地の中国人留学生らを大量動員していたことが関係者の話でわかった。「人間の壁」による妨害対策を指示するなど、対処マニュアルも作成。各地で赤い中国国旗を振っていた「聖火応援隊」は、やはり当局主導だった。 長野市を走った26日の聖火リレーでは、約5千人の中国人留学生らが日本各地から集まった。東京から参加した複数の留学生によると、前日から夜行バスで向かい、1人2千円の交通費を負担したが、残りの費用は、すべて大使館側が負担してくれたという。 配られたマニュアルでは、(1)聖火が引き継がれる地点にそれぞれ20人ずつ集まって「人間の壁」をつくり妨害者の進入を防ぐ(2)自分たち以外の大人数の団体を見つ
【北京=峯村健司】ソウルでの聖火リレーの際、中国人留学生らが五輪に反対する市民らに暴行した問題で、中国外務省の姜瑜副報道局長は29日の定例会見で、一部の中国人に過激な行動があったと認めて「けがをした警察官と記者に対し、見舞いの意を示したい」と述べた。 しかし「学生たちは聖火の尊厳を守ろうとしただけで、悪意はなかった」と擁護。さらに「そもそも事件の原因は、チベット独立勢力がリレーを破壊しようとしたことにある」と強調した。 これに納得しない韓国紙の特派員らは、中国大使館の呼びかけで数千人の中国人が集まったと指摘した上で「韓国内で行われたにもかかわらず、中国国旗だけしかもっておらず、誰一人として自分たちが住んでいる国の国旗を振らなかった」と語気を強めて批判した。
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