10月8日、IMFのチーフエコノミストは、世界各国が迅速に協調策を講じたことを踏まえると世界的な恐慌が起きる可能性はほとんどないと指摘。ニューヨークで昨年9月撮影(2008年 ロイター/Gary Hershorn) [ワシントン 8日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、オリバー・ブランチャード氏は8日、世界各国の金融当局者が、市場の問題対処に向け迅速に協調策を講じたことを踏まえると、世界的な恐慌が起きる可能性はほとんどない、との見方を示した。 同氏は記者会見で「正しい政策が導入されれば、大恐慌の確率は非常に低い」と述べた。 欧州当局者は最適な方策で合意するのに「多少難航」しているが、金融市場の状況を背景により迅速な行動を余儀なくされており、うまくいけば「大恐慌の可能性はほぼ皆無といえる」と述べた。