【ワシントン=梅原季哉】アフリカ系(黒人)として史上初の米軍制服組トップと国務長官を歴任したコリン・パウエル前国務長官が19日、米大統領選で民主党のオバマ候補が「卓越した大統領になりうる、変革をもたらす人物だ」として支持を表明した。 NBCテレビの討論番組「ミート・ザ・プレス」に出演して明らかにした。 共和党ブッシュ政権1期目の閣僚では唯一の穏健派として、外交安保問題で超党派の敬意を集めてきたパウエル氏からの「お墨付き」は、47歳で上院1期目のオバマ氏を経験不足だとしてためらっていた無党派層や穏健な共和党支持層などを、投票に踏み切らせる効果がありそうだ。 パウエル氏はマケイン氏とも長年親しい関係を保ってきた。だが、最近の経済危機への対応や、経験不足が明らかなペイリン氏を副大統領候補に選んだこと、さらに共和党が保守化傾向を強め、オバマ氏攻撃を続けていることを挙げ、「米国人が求めている方