日本ボクシング界きっての人気者対決がついに実現する。24日、都内で「WBC世界フライ級タイトルマッチ」の会見が行われ、11月29日にさいたまスーパーアリーナでWBC世界フライ級王者・内藤大助(35=宮田)が、同級3位・亀田興毅(22=亀田)を相手に6度目の防衛戦に臨むことが正式発表された。両者同席の会見では、過激な亀田節でなくジョーク交じりの“口撃”を仕掛ける興毅に、内藤が肩透かしを食らう場面も。緊張感と笑いが交錯する予想外の前哨戦となった。 敵同士というよりも、まるで漫才コンビのような掛け合いだった。早口で畳みかける“突っ込み”の興毅と、スローな語り口で返す“ボケ”の内藤。約80人の報道陣に加え会見場となった東京・葛飾のタカラトミー本社の社員約50人が見守る中、約40分間に及んだ舌戦は意外な展開を見せた。 壇上、内藤が興毅を横目に見ながら言った。 内藤「いつもより元気がないなと思っ