オリックスのキャラクター「ネッピー」に扮して活躍した島野修さん=1996年 プロ野球オリックスの球団マスコット、ネッピー役でファンを楽しませた元ドラフト1位投手の島野修(しまの・おさむ)さんが8日に脳出血で死去したと11日、球団が発表した。59歳だった。葬儀は密葬の形で行われた。喪主は妻佐知子さん。 神奈川県出身。武相高で1967年から2年連続で夏の甲子園に出場し、68年のドラフト会議で1位指名を受けて巨人入り。巨人を熱望していた星野仙一(当時明大)を悔しがらせた。だが、1勝を挙げただけでオリックスの前身の阪急に移籍し、芽が出ずに引退。81年から阪急のマスコット、ブレービーに扮した。ネッピーに変わって96年に通算1千試合出場を果たし、98年に「引退」するまで1175試合で球場を盛り上げた。 心ないヤジに仕事中の骨折。屈辱や苦難を乗り越え、誇りを持って仕事に打ち込む姿は共感を呼び、児童