JR仙台駅前に7日朝、ボランティアのため3台のバスが並んだ。合計90人ほどが乗れるバスは、2台がほぼ満員で被災地へ出発したが、最後の1台は4人を乗せただけだった=仙台市青葉区、小宮路勝撮影 東日本大震災の被災地を助けようと盛り上がったボランティアの熱気が、大型連休の終盤になってかげりを見せている。連休前半は「県内の人限定」などと条件をつけていたが、足りなくなって全国から募集する自治体も。被災地は息の長い支援を必要としているが、ボランティア需給の食い違いが続く。 7日朝、JR仙台駅前のバスターミナルに「ボランティアバス」と表示がある3台が並んだ。長靴を履いた人たちが、定員約30人のバスに乗り込んでいく。 目的地は、約1時間半ほどかかる宮城県東松島市。津波により1千人余りが死亡し、今も700人余りが行方不明だ。家屋に残る泥のかきだしや片づけが終わらない地区は多い。 「午前7時50分集合