関連トピックス欧州連合(EU) 5月6日のフランス大統領選で決選投票に臨む社会党のオランド氏が25日、パリで記者会見した。大統領に当選した場合、欧州連合(EU)の25カ国がまとめた財政協定の再協議に向け、「ユーロ圏共同債」や金融取引税の導入など四つの提案をすると表明した。 書面を加盟国に送るという。欧州危機への対応は独仏が主導してきたが、メルケル独首相はサルコジ氏を応援する立場だ。ドイツとは相いれない提案もあるが、オランド氏は「(当選したら)メルケル氏とは揺るぎない姿勢で、ただし友情のこもった議論を始めたい」とした。 「ユーロ圏共同債」は財政規律を重んじるドイツが反対している。オランド氏は再生可能エネルギーなどの成長産業への投資に活用すると強調。理解を求める考えだ。一方で、財政協定の柱である財政規律の憲法への明記は改めて否定。そのうえで、2017年までに財政収支を均衡させることを盛っ