オバマ政権は安倍首相の戦後70年談話に「お詫び」は求めていない。米ホワイトハウスで会見するバラク・オバマ大統領(2015年8月3日撮影)。(c)AFP/JIM WATSON〔AFPBB News〕 だが、米国のオバマ政権は、「反省(Remorse)」の表明は期待はしても「謝罪(Apology)」の具体的な表明は求めてはいないことが、同政権当局者の8月7日の発言で明らかになった。 中国や韓国、そして日本の一部では、「米国政府が安倍首相の謝罪表明を求めている」として圧力をかけているが、どうも実態は異なるようだ。 「首相の発言を予断することはしない」 8月7日の定例会見におけるオバマ政権のマーク・トナー国務省報道官の発言を、質疑応答の原文のまま紹介しよう。政権全体の対外的な公式見解は、この国務省での報道官の発言に代表される。 戦後70年談話について質問したのは米国人記者だった。 記者 「国務省当