(もうこれ関連の話題、辟易してるかもしれませんが) 「西洋伝統の価値観の絶対視は危険」というのはある程度の「知識人」のあいだでは大前提として共有されているものと思っていたので、「西洋伝統の価値観」をまるで疑わずにあんな素朴なレベルで美術を云々する人が、哲学の教授までなれてしまうことに、端的に驚きました。もしかして、現代の人文系のアカデミアでも、むしろああいう人たちのほうが幅を利かせていたりするのですか…? 哲学の教授は芸術家や美術の専門家ではありませんし、カントやヘーゲルも鑑賞体験が乏しいからか変なことを言ってます。しょうがないのではと。元々は萌え絵の話で拗れたのであって、あまり美術的な観点で話したり掬い上げたりするようなことではないです。 ポストコロニアル論が日本に紹介されるのは90〜2000年代であり、活発に言われるようになったのはここ最近です。昭和に高等教育を受けた人間なら、西洋その