指紋認証技術は、人間の身体的特徴によって本人確認を行う「バイオメトリック・セキュリティ」の新しい形の1つとして、以前から有望だと思われてきた。 しかし個人の生物学上のデータでさえ、ハッカーに対して安全ではないことが示された。 写真だけから指紋を採取可能 実験を行ったのは、世界最大規模を誇るハッカー集団の「カオス・コンピューター・クラブ(CCC)」。組織は31年の歴史を誇り、最も優秀とされるメンバーが所属している。 メンバーの1人であるジャン・クリスラー氏は、写真だけを使い、指紋のコピーを取ることに成功した。 使用したのは、10月にドイツでの記者会見で撮影された、ウスラ・ヴォン・ダ・レイエン防衛大臣の写真。しかもそれらは商業的に運営されているサイトから選んだ写真で、誰もが利用できる状況にあった。 物体からの指紋採取は以前から可能 実は、ハッカーたちは以前から、表面が磨かれたガラスの板のような
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