ウェブ、IT業界に精通し、数多くのビジネスの立ち上げを知るシリアルアントレプレナー・小川浩氏。先見の明を持つと各界から注目される小川氏がIT、ベンチャー、そしてビジネスの新しい時代を独自の切り口で解説する。 早いもので2014年もすでに一月が終わってしまった。つまり年間日数の8.5%を消費したことになる。では残り91.5%の時間の中で、どんなビジネスモデルが今年のIT業界を席巻するのだろうか? 前回の記事『普及前夜のウェアラブル端末、グーグルとアップルに挑む日系ベンチャーの勝算は?』で紹介したのは、ウェアラブルコンピューターだった。私が考える台風の目は、次の2つだ。 ・モノのインターネット ・オルタナティブソーシャルサービス ●巨大な“ビッグデータ”を生むIoT まずモノのインターネットだが、これは英語ではずばり「Internet of Things」という。略してIoTという呼び方も浸透