[ワシントン 4日 ロイター] 米国の研究者が4日、同国北西部の雨が多い地域の子どもは自閉症になりやすいという研究結果を発表した。ただし、因果関係ははっきりしないという。 報告を行ったコーネル大のマイケル・ワルドマン氏らは、自閉症と環境の関連性を研究。カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州で1987─99年の間に生まれた子どものについて、地域ごとの自閉症のデータと1日当たりの降水量とを比較した。 報告によると、2005年における3州での学齢児童の自閉症分布率が、1987─2001年の地域の降水量に関連している可能性があるという。 これに対し、自閉症についての著書もある英国のマイケル・フィッツパトリック医師は、自閉症の数はあらゆる気候で増えているとして、この報告に疑問を呈している。 自閉症は、重度の社会的回避から反復行動や深刻な精神遅滞まで症状はさまざまだが、原因については分かっていない
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