富士通は2015年9月29日、デジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc、以下MetaArc」を提供開始すると発表した。クラウドやモバイル、ビッグデータやIoTといった先進ITに、同社SEのノウハウを組み合わせた情報プラットフォームである。MetaArc商品の第一弾として、クラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5、以下K5」をはじめとした新商品・サービス6種を本日より販売開始する。 MetaArcのコンセプトは、「Systems of Record(SoR)」と「Systems of Engagement(SoE)」というタイプの異なるシステムを、同一のプラットフォーム上で実現することにある(写真1)。 SoRは、従来の基幹系がカバーする“記録するためのシステム”。これに対してSoEは、マ
富士通は2015年9月29日、デジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(以下MetaArc)」を発表し、記者説明会を開いた(関連記事:富士通、デジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc」を提供開始)。中核となるクラウドサービス「FUJITSU Cloud Service K5(以下K5)」と、モバイルやビッグデータ、IoT(Internet of Things)関連のサービス・製品群を組み合わせて提供し、クラウド関連事業を拡大する考えだ。2017年には売上高4000億円を目指す。 富士通によれば、2014年度のクラウド関連事業の売上高は約2400億円。「5年で約5倍に成長した。市場成長率を上回っており、実績も豊富だ」(執行役員常務の阪井洋之 グローバルマーケティング部門長、写真1)。特にけん引しているのが
「“紺屋の白袴”はもう終わり。国内外約540社17万人で利用する社内システムを全てクラウドに乗せると決めた」(富士通 執行役員常務 CTO&CIOの川妻庸男氏)。富士通は、稼働中の全社内システムを同社「次世代クラウド基盤」に移行した上で全面刷新する。第一弾として、2015年2月に国内の資産管理とIT投資予算管理システムの移行に着手。今後5年をかけて、約640システム、約1万3000台のサーバーを移行する計画だ(写真1)。 クラウドへの移行と合わせて、これまで業務/システムの縦割りで行ってきたインフラの構築、運用を共通化。これにより、5年間で約350億円のTCO削減を見込む。 移行先の次世代クラウド基盤は、IaaS構築ソフト「OpenStack」をベースに構築中だ。当初は社内システムの受け皿として使うが、2015年度中に顧客にも提供開始する予定。「基幹業務やコミュニケーション系のシステムをク
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く