Red Hatは「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」などのLinux構築で広く知られる。クラウド基盤の「OpenStack」、ミドルウェアの「JBOSS」、コンテナ管理の「OpenShift」など、オンプレミスからクラウドまで幅広いシステム基盤を提供している。 IBMがRed Hatのこれらの資産を自社のIaaS/PaaS関連ビジネスにどう生かすか? が買収の「成否」につながる。 以下のグラフはノークリサーチがまとめた、年商500億円未満の中堅・中小企業に対する「オンプレミスのサーバ環境における今後の更新手段(導入済みサーバOS別)」調査結果である。 「RHEL」では、「全体平均」や「Windows Server 2008/R2」と比べ、仮想化/コンテナ活用やクラウド移行が高いという結果が出ている。つまり、今回の買収については「RHELを利用するユーザ企業がIa
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 米IBMは10月29日、オープンソースのディストリビューションベンダーとして有数なRed Hatの買収を発表した。買収額は340億ドル(約3兆8000億円)と非常に巨額であり、IBMはRed HatをIBMのハイブリッドクラウド事業部のもとに配置する。ただしRedHat自体は、独立した組織として運営される。 この発表後、オープンソースに関わるデベロッパーやRed Hatの従業員からも、IBMに買収されることを不安視する発言などが相次ぎ、IBMでハイブリッドクラウドを担当するシニアバイスプレジデントのArvind Krishna氏は、「Red Hatの独立性は維持される。実際、買収が完了しても、Red Hatは今までと何も変わらない」と発
IBMがRed Hatを買収するというニュースが報じられると、Red Hatの社員は驚きに打たれた。しかし同社の従業員も、プログラムも、オープンソースプロジェクトもこれまで通りの状態が続くようだ。では、何が変わるのだろうか?同社がIBMの巨大なリソースを利用できるようになることだ。 Red HatはIBMの傘下で、今まで通り独立性を維持していくという。今後も現最高経営責任者(CEO)のJim Whitehurst氏と、現在の経営チームが同社の経営にあたる。既存の施設やブランドに加え、同社独自のオープンな組織運営スタイルもそのまま維持される。 IBMはRed HatをオープンソースとLinuxエンタープライズソフトウェアスタックの永世中立国としてみている。Red HatをIBMのブランドの1つにしてしまうことは、まったく考えていないはずだ。IBMのハイブリッドクラウド担当シニアバイスプレジデ
Docker、IBM、Microsoft、RedHatがGoogleのコンテナ管理フレームワークKubernetesにこぞって開発参加する理由GoogleAppEngineDockergooglecomputeenginekubernetesGoogleCloud Kubernetes is 何 先週末、Docker、IBM、Microsoft、RedHatがGoogleのコンテナ管理フレームワークKubernetesに開発参加を表明して話題になったが、この連携がどんな意味を持つのかすぐにピンときた方はどの程度いるだろうか。その前に、Kubernetesって何? Dockerとどう関係するの? 読み方すら分からないんだけど……って反応が多いと思う。 Googleのソフトウェアエンジニアで、Kubernetesの開発者であるBrendan BurnsによるGoogle I/O 2014のセッ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く