日本の人材ビジネスは新卒・中途の求人サイトに加え、若手・中堅層を対象とした登録型の転職エージェント、エグゼクティブクラスを狙うヘッドハンターまで多種多様だ。いずれSNSが業界地図を大きく塗り替える可能性がある。 最初に影響を受けるだろうと人材業界の関係者が異口同音に強調するのが転職市場だ。すでに様々なフェイスブックの採用アプリケーションも登場している。ソーシャルリクルーティングサービスの企画・開発会社のガーブスは、11年1月に「ソーシャルジョブポスティング」と呼ぶフェイスブック上に求人票を公開し、求職者とコミュニケーションできるサービスを開始した。企業は応募者の履歴だけではなく、交友関係など幅広い情報をキャッチすることができる。 さらに今は転職する気はないが企業に興味がある人、一度不採用になった求職者を登録しておき人材が欲しいときに探し出して声をかける「タレントプール」という機能も付いてい
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