武田薬品は4月13日、エムスリーと共同で遺伝性血管性浮腫(HAE)の疾患啓発サービスを開発したと発表した。エムスリーが運営する「AskDoctors」上で、一般の方がHAE の可能性に気づき、医師に相談できる。具体的には、HAEが疑われる症状を入力すると、武田薬品の疾患啓発サイト「腫れ・腹痛ナビ」に掲載した腫れ・痛みチェックシートがサイト上に表示され、これに回答することでHAEの可能性に患者自身が気づく。また、医師はチェックシートの結果も参考にしながら疑い患者の相談に回答できる。両社は、こうしたプラットフォームを活用することで、HAEの早期診断に結びつくプラットフォームを実現したい考え。 ◎診断率向上を目的とした「エコシステムの形成・改善」の一環 HAEは、は腹部、顔面、足、性器、手、喉など、身体のさまざまな場所に繰り返し浮腫発作を引き起こす希少な遺伝性疾患。日本には2000~3000人の