トムソン・ロイター社は8月30日、「製薬業界の現状と未来に関する調査」の結果概要を公表した。調査はコロナ禍におけるカスタマーエンゲージメントやオムニチャネルマーケティングの状況を把握する目的で実施された。デジタルの投資先については、回答の78%がカスタマーエンゲージメントをあげた。同じく72%がリモートカスタマーエンゲージメントに向けた技術、インフラストラクチャー、データ解析機能の拡大だった。患者エンゲージメントに向けた資料やプログラムの充実は46%だった。一方でデジタルヘルスツールについては、60%が病状や製品に関する患者向けの新たな教育資材の開発に注力する方針を示した。 調査結果の概要は、「Reuters Pharma Japan 2021」 (2021年9月14~16日オンライン開催)に先立って公表されたもの。日本国内で製薬産業や医療機器に携わる442人から今春回答を得た。回答の半数