情報保障マニュアル 添付資料2 (点訳方法・依頼手配先リスト) 1. 資料の点訳方法 学会,研究会等の資料は墨字(印刷された,あるいは画面表示された文字)で提供されるため,視覚障害のある人が論文集,技報から情報を得るのは大変困難である.そこで,視覚障害のある人も障害のない人と同じように情報を入手できるよう,提供資料の点字化などが必要となる. 本来,すべての資料を印刷物とまったく同一に点字化したものを提供すべきであるが,点訳時の同音異義語や固有名詞の誤訳の可能性や図・表の点訳の困難さなど,多くの課題があり,現時点では妥協策をとらざるを得ない.現在提供できる点字資料は次のようなものである. (1) アブストラクト版 発表内容を理解するための最低限の情報である,論文のアブストラクト部分等の完全点訳(校正済み) (2) 全文点字粗訳版 技報と同じ原稿全部を粗訳点字化したもの(校正なしの機械点訳であ