新型コロナウイルスの拡大で一気に加速すると言われているデジタルトランスフォーメーション(DX)。テレワークが進み、デジタルチャネルを通じた営業活動が広がるなど、デジタル化が遅れていると言われる製薬業界にも変化が見え始めました。製薬業界では今、DXに対してどのような動きがあり、その先にはどんな世界が待っているのか。デロイト トーマツ コンサルティングのコンサルタントと議論します。(連載の全記事はこちら) CureAppの保険適用、どう見る? 前田雄樹(AnswersNews編集長):デジタルセラピューティクス(DTx)への注目が高まる中、11月11日の中央社会保険医療協議会(中医協)で、国内初となる治療用アプリ「CureApp SC」(CureApp)の保険適用が了承されました。特定保険医療材料としてではなく、新技術料として既存の技術料を準用する形で2450点(2万4500円)という保険点数
