「真に安全な避難計画」の策定を求めて署名を提出する、鹿児島県いちき串木野市の住民。同市では住民の半数以上が署名 最初に再稼働するとみられている鹿児島県の川内原発。ということは最も安全なのかと思いきや、実は“日本一危険”な原発とも言われている。その問題点とはなんなんだろうか? 「川内原発は日本で最も危ない原発の一つ。さまざまな課題が残されたままなのに、再稼働ありきで、審査を進める原子力規制委員会の姿勢にこそ大いに問題があると思います」と語るのは「原子力規制を監視する会」の阪上武氏。 「川内原発で事故が起これば、汚染水が日本中の海に広がってしまう。福島第一原発事故で経験したことが、汚染水対策にはまったく活かされていません。いま福島でいちばん問題となっている、地下水を通じての汚染をいかに防ぐかということは、再稼働の条件にはなっていないのです。 火山対策もまったく非現実的で、川内原発の核燃料をほか