スマホを見すぎると目が悪くなることはわかっていても、それほど深刻にとらえていない人も多いのでは。ですが、近視が進むと「眼球変形」や「失明」へ至る可能性が指摘されはじめています。WHO(世界保健機関)も懸念する「近視人口の急激な増加」と失明に至るメカニズム、そしてその対策について、眼科専門医の川本晃司氏による『スマホ失明』より一部抜粋・編集のうえ解説します。 スマホによる目の不調・病気が増えている 近年、スマートフォンなどの小型デジタルデバイスの急速な普及による「目の不調」や「目の病気」が増えていることが指摘されています。そのひとつの例が、若い人、特に10代の間で「急性スマホ内斜視」の患者さんが目立つようになってきたことです。 内斜視とは、左右の眼のどちらか、もしくは両方が内側を向いている状態のこと。私たちの眼は、近くを見るとき、内側を向く「寄り眼」状態になります。このとき、長時間にわたり近
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