中国古典、菜根譚(さいこんたん)の一節です。 長い間、我慢を重ねて力を蓄えていた鳥は、 いざ飛び立てば必ず高く舞い上がるだろう。 僕は仕事で困難を強いられた時、この教訓を 思い返して逆風を耐え凌ぎ、結果として幾度 となく盛り返すことができました。 逆境に負けない力をつける! こども菜根譚 [ 齋藤 孝 ] 教育のあり方も多様化が進み、何がなんでも 学校に行かなくても、コミュニケーションが 取れなくても、ひと昔前に比べて世間の理解 も広まり、子供の成長に合わせた教育方針が 確立されてきているように感じます。 僕自身、こうした個々の人間力を形成する指導 方針には賛成ですが、危惧する面もあります。 それは、親なり周囲があらゆる障壁を取り除き 続けることにより、本人がいずれ社会人となり 独立した時も、「親や周囲の他人を頼る癖」が 抜けないのではないか… という点です。 学校という環境であれば、親や