【トルクメンバシュ、2012年5月23日】トルクメニスタン1の天然ガスを南アジアに供給する「TAPI(トルクメニスタン・アフガニスタン・パキスタン・インド)パイプライン計画」は、トルクメニスタンが、インドのGAIL社2およびパキスタンのインターステート・ガスシステムズ3との間で売買契約の合意に達したことを受け、本23日、同国西部のトルクメンバシュにおいて関係者による署名が行われた。トルクメニスタンは同日、アフガニスタン4とも長期協力のMoU(覚書)に署名しており、売買契約についても近く合意の見通し。 TAPI計画は、中央アジア屈指の規模を誇るトルクメニスタンのガス田をインドと結ぶ、全長約1,800kmのパイプライン計画5。1日当たり最大9000万m3とされる供給の大半は、エネルギー需要が急増するインドとパキスタン向けだが、慢性的な電力不足を抱えるアフガニスタンにも一部輸出される。 計画は、