慰安婦問題を巡る韓国国内の一般的な認識は実態とは異なると著書で指摘した韓国の大学教授に対し、一部の元慰安婦たちが名誉を傷つけられたと訴えた裁判で、裁判所は、原告側の主張を一部認め、教授に日本円でおよそ880万円の支払いを命じました。 この本を巡り、おととし6月、元慰安婦9人が一部の記述によって名誉を傷つけられたとして、パク教授に対し、合わせて2億7000万ウォン(日本円でおよそ2650万円)の損賠賠償などを求めました。パク教授は、「元慰安婦の名誉を傷つける意図はなく、本の内容が曲解された」と主張して、訴えを退けるよう求めていました。 13日の判決で、ソウルの地方裁判所は、「『女性たちは旧日本軍と同志的な関係にあった』といった表現は、女性たちが被害者だという事実をわい曲した」などとして、原告側の主張を一部認め、パク教授に対し、合わせて9000万ウォン(日本円でおよそ880万円)の賠償を命じま