ここからは、これまでパソコンを入れても効率が上がらずに疑問を持っていた人や、今この話を読んで「畜生!経理を信用していたのに、あいつらサボってやがったのか」と悔しい思いをしてしまった人、それから、もっと経理業務を合理化したいと考えている人に捧げます。 まず、はじめに言っておきますが、経理の仕事にたくさんの時間をかけていくらきれいに仕上げたとしても(断っておきますが、けっして雑にいいかげんにやれといっているわけではありません。同じ人が、同じやり方で何回も検算したり、管理資料を丁寧に清書するようなことをいっているのです。)、会社は一銭の得にもなりません(よくやっていると誉めてくれるのは、イイとこ会計事務所のスタッフか税務署の調査官ぐらいでしょう)。 合理化する上で、基本的なコンセプトは、次のとおりです。 (1) 管理するものを必要最低限に減らす 管理するものが多いと仕事が増えます。現金、預金口座