マリオに扮した安倍総理が度胆を抜いた、リオ五輪の閉会式。海外メディアからの反応もおおむね好評で、アメリカの雑誌『Vanity Fair』のウェブ版では、“insane”(良い意味で、クレイジーな)という単語を使って、4年後の東京大会へ期待を寄せていました。 総理があそこまで体を張るとは誰もが思っていなかった点で、確かにマリオは“insane”でした。しかし、それ以上に摩訶不思議な日本を表わしていたのが、トランペット奏者で音楽プロデューサーの三宅純氏が編曲を施した「君が代」だったかもしれません。 すでにネット上でも、ブルガリアンボイス(ブルガリアの伝統的な女声合唱)というキーワードが飛び交い、こちらもおおむね絶賛されていた様子。かたまりのように重厚なハーモニーの「君が代」に慣れ親しんだ耳に、薄い皮膜をめくっていくようなポリフォニーがやたら涼しく響きました。 ⇒【YouTube】はコチラ 【N