会員制風俗資料館 愛好者の寄贈本 官能に浸る空間 2007年09月11日15時21分 めくるめく世界から来た1万7000冊余が、東京・飯田橋にある雑居ビルの一室を埋める。 縄できつく縛られ、悦楽をかみしめる。そんな女性のモノクロ写真が創刊号の口絵を飾る「風俗奇譚(きたん)」や「奇譚クラブ」「裏窓」といった戦後を代表するSM誌、団鬼六らの小説から、ゲイ雑誌まで。幅の広さは、「日本で唯一のSM・フェティシズム専門図書館」のふれ込みにたがわない。 この種の本を集める愛好家は、家族や恋人の手前、置き場所に困ることが少なくない。雑誌編集者で初代館長の故・高倉一さんはそうした悩みを知人から明かされ、84年に資料館を開いた。「あっという間に集まった」(現館長の中原るつさん)蔵書は出版社よりも個人からの寄贈が多い。 ただし、「入手困難な本が多く、汚れや破損があっても補充がききにくい」という理由で会員制を敷
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