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  • 日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:展開

    なんか話を端折るつもりが長くなってきた。コンパクトに行こう。 前回の補足です。松田聖子は時代の寵児として(結婚して第一線を退くまで)君臨しますが、新しい音楽を貪欲に取り入れていたこと、そして音楽に対して非常に真摯な姿勢であったことを追記しておきます。例を挙げましょう(変な画像は無視してください)。 作詞:松隆、作曲・編曲:細野晴臣。いまなら「イエローマジックオーケストラ feat. 松田聖子」と書かれるはずの、堂々たるテクノポップです。なお、当のYMOが「君に、胸キュン。」を、ほぼ同時期にリリースしています。YMOがポップス界に及ぼした影響についてはここでは触れませんが、「シンセサイザーという魔法の楽器があれば、誰でも自由に音楽を作れるんだ」という認識を世間一般に広めたことを、指摘しておくにとどめます。まあこれが、後にDTMへ結実するんですけどね。 題に戻ります。松田聖子というアイドル

    日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:展開
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2011/06/30
    おニャン子が人力ボーカロイドの祖先,みたいな話は面白い。
  • 日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:補足

    論を進める前に、ちょっと寄り道をしましょう。男性アイドルについては、ここでしか取り上げません。 キャンディーズを「海外の女性ポップスグループの翻案」とあっさり書きましたが、これは何も女性に限りません。むしろ、戦後の芸能界、いや文化と呼ばれるものの大半は、海外、特にアメリカの流行を我田引水、換骨奪胎したものでしょう。細かい検証は省きますが(えー?という声はスルーして)、音楽に限っても、クラシック、ジャズ、ロカビリー、グループサウンズ、フォーク、ロック等のブームは、アメリカでの流行を無視できません。それを可能としたのは、米軍基地に出入りしてバーのバンドマンをやったり、ラジオにかじりついてFENをリアルタイムで聴いていたような、アーリーアダプター層です。彼ら彼女たちが、「海外にいる手の届かない奴より、日にいる人間の方がいいでしょ」と用意したのが、例えば平尾昌晃であったりタイガーズであったりし

    日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:補足
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2011/06/30
    男性アイドルの話はここか。
  • 日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:アイドルとアイドルポップスの定義

    さて論に移りましょうか。まずは大事なところ。いわゆる「アイドル」と、彼ら彼女たちが唄う楽曲…アイドルポップスの定義をしておこう。これがしっかりしてなければ、話が先に進まないので。 まず「アイドル」とは何か。厳密には、日の芸能史において、アイドルと呼ばれる存在をどのように定義するか。これは固有の価値観があり、また、さんざん議論もされてきたことなので、多くは触れません。今回の主題でもないですし。ここでは何名かの歌手や女優のお名前をお借りして、概形を示すにとどめます。 日の、特に戦後の芸能史において、美空ひばりという存在の大きさは、論を待たないでしょう。ここではその業績の素晴らしさを語ることはしません。ただ、日を代表する天才的歌手が、実は様々なジャンルの音楽を片っ端から歌っていた、という事実を指摘しておきます。 それともう一人、ある女優の存在は、充分にカリスマ的と言えます。彼女の名は、も

    日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:アイドルとアイドルポップスの定義
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2011/06/30
    コミケで「アイドル」というともっぱら男性アイドル(ジャニーズ系)のことになるんだよな,などと思い返しつつ読むなど。ジャニーズの音楽も分かる人にとってはいろいろありそうだよなー
  • 日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:爆発

    さすがに長く引っ張りすぎたので、もう強引にまとめます。いままでの記事を読んでない人は、ここから読んでもらっても構いません。 前回で軽くスルーしましたが、SPEED、安室奈美恵、ハロプロや、AKB48等については、ワタシ自身が全然知らないので触れません。なんで聴いてないかと問われれば、彼女たちは、かつてのアイドルポップス黄金時代と比べて、1つだけ違うところがあるためです。それは、自己主張。アイドルという浮世離れした虚像が破壊された後、そのポジションは実体を持った人間とJ-POPによって埋め合わされましたが、それは己を持つがゆえに、世俗からは切り離すことができません。送り手側も、もはやその事実を隠しようがないので、致命的なスキャンダルすら容認しました。ハロプロがスキャンダルの連続でほとんど自滅に近い状態に陥ったのは、徹底的に俗っぽかった、言い換えれば、彼女たちは「どっかそのへんにいるおねえちゃ

    日本のアイドルポップス史にボーカロイドを位置づける試み:爆発
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