固体の燃料と液体の酸化剤、2種類の推進剤を組み合わせたエンジンシステムを搭載したロケットのこと。 安全面、環境面、コストや性能などに優れ、次世代の宇宙輸送ロケットとして注目されている。 一般的なハイブリッドロケットでは、樹脂やゴム、ワックス等が固体燃料として使われるが、このプロジェクトではなんと、身近にあるソフトキャンディを固体燃料として使用する。 キャンディで、一体どうやってロケットが飛ぶのか。その仕組みはまず、キャンディが詰まった筒状の燃焼器に酸化剤である液化ガスを入れる。 すると、キャンディが溶けながら燃えはじめ、ガス化したものが勢いよく噴射される。その力によって、ロケットが大空へと飛び立つのだ。 1本のハイブリッドロケットで使うキャンディの数は、約20個。ロケットを空高く飛ばすには、このキャンディを十分に燃やす環境を作ることが重要となる。 開発者インタビュー キャンディの燃焼効率を