発売日は水戸に久しぶりの大雪が降った日だった。 2月18日。明利酒類(水戸市元吉田町)に隣接する同社の酒直売所「別春館」に、萌(も)え系美少女をあしらった梅酒「うめ物語」が初めて並んだ。真っ赤に染まった酒に、ほんのり赤ら顔の少女の絵。「本当に売れるの?」。企画を担当した同社相談役の小川真幸さん(71)は半信半疑だった。 ◆忘れられない笑顔 「美少女キャラを使った梅酒を作ってみないか」。話があったのは昨年10月。水戸で開かれる同人誌即売会(コミケ)にちなんだ関連商品の相談だった。だが小川さんはコミケもしらなければ、萌え系美少女の意味も分からない。おたくと言えば暗くて自分の世界に引きこもる若者という印象を持っていた。 半面、水戸の中心商店街を生き生きと再生させようとする実行委員会の心意気に惹(ひ)かれる部分があった。萌え系キャラを使った経済効果にも注目した。 11月から準備を始めた。
山形大学は、純米大吟醸酒「山形大学燦樹(きらめき)2010」を8日から販売する。今年で4回目で、農学部付属やまがたフィールド科学センターで栽培した、酒造りに適した米「出羽燦々(さん・さん)」を100%使い、鶴岡市の蔵元で醸造した。 8日に売り出すのは生酒=写真左。熱処理した火入れ酒=写真右=は4月中旬に発売する予定だ。いずれも720ミリリットル瓶で1700円。醸造本数は生酒が800本、火入れ酒は1200本になる見通し。山大各キャンパスの大学生協や同生協のホームページから購入出来る。 山大は「帰省や出張のお土産品にも利用していただいて、大学の好感度アップにつなげたい」と話している。2000本程度が完売すると、約24万円が山大生の奨学金として活用されるという。
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