10月31日の高知新聞の記事によると、高知市立市民病院の患者の個人情報26万人分が流出した。高知医療センター(2005年3月に県立中央病院と市民病院が統合して設立)の発表によれば、流出したのは、「患者マスター」「市民病院職員名簿」「ネームプレート」というファイル。患者マスターは、旧市民病院に入院、通院した患者全員分で、住所、氏名、生年月日、性別、患者IDで構成され、病歴や治療情報は含まれていないという。 また、11月2日の高知新聞の続報によると、流出の原因は、1997年から旧市民病院に派遣されていた「県外に親会社がある高知市内のシステム開発会社」の技術者が、統合前後の2005年2月~3月ごろにこれらのファイルを私物コンピュータにコピーして自宅に持ち帰り、Winny経由で流出させたためという。この技術者は「地域別患者数などの統計情報の作成を担当」していたとのこと。高知医療センターの言い分では