早稲田大学は今春、約200人の学生を対象に、スマートフォンを活用した英語学習の新たな取り組みを開始した。学生が授業の前に読んでおくべき英語の教材を、スマートフォンやタブレットを使っていつでもどこでも閲覧できるようにした。Webの最新技術「HTML 5」を採用している。他の大学にない取り組みである。 この仕組みを実現するために同大学が開発したのは、「Waseda University Mobile Learning System」と呼ぶWebアプリケ-ションのシステムだ。スマートフォンのWebブラウザーを使ってアクセスすると、英語の教材を読んだり、小テストで理解度をチェックしたりできる(図1、図2)。分かりにくい単語にはリンクが張ってあり、クリックするとポップアップで簡単な解説が表示される(図3)。 HTML 5を採用したのは、早稲田大学は地下鉄を使って通学する学生が多く、携帯電話サービスの
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