芸能界で視聴率が稼げる“大物司会者”といわれるのが、みのもんた(67)、タモリ(66)、ビートたけし(64)、明石家さんま(56)、そして島田紳助さん(55)だった。引退で稼ぎ頭を失った吉本興業は、「少なくとも6億円の損失になる」とする試算がある。それでも企業防衛の上ではプラスだった。 【若手にはチャンス】 紳助さんのギャラランクは、さんま、たけしと同クラスで、1本300万円(推定)。紳助さんクラスが司会を務めるゴールデンタイムのバラエティー番組の制作費は1本約3000万円。引退で、どれだけの金がフイになったのか。 「9月に新番組に切り替わるまでは、紳助さんが出演した収録済みの番組2〜4回分がボツや撮直しとなる。これらの損失額を合算すると6億円以上にはなる」(大手広告代理店の関係者) 吉本にとっては屋台骨を失ったわけで、紳助さんが生涯で稼ぐ可能性があった額は、計り知れない。とはいえ