子どもを育てていると、自分の人生を追体験しているかのような錯覚を覚えます。 まあ、半分は自分でできているわけですし、なにかしでかすたびに「ああ、そういうことをやって親父に怒られたなあ」という甘酸っぱい記憶と、なにかやらかした息子に「やめろよ!」と怒る自分にかつての親父をダブらせるのであります。何しろ気まぐれな江戸っ子で典型的ジャイアンツ親父かつビートたけしのファンという、そんな父親に育てられれば口が悪くなるのも仕方がないと思います。 個性豊かな三兄弟 現在、拙宅山本家には三人息子がおりますが、三人ともどう見ても理系野郎で日がな宇宙の話をしたり、顕微鏡を覗いたり、飼っているイモリの世話をしたり、買い込んだ化石コレクションの手入れをしたりしています。掃除とか片づけとか一切してくれません。どうしてこうなった。 先日、食事の際に「もしも弟や妹が生まれたらどういう名前を付けるか」という話題になったと
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