「てぃんさぐぬ花」(てぃんさぐぬはな)は、沖縄本島を中心に伝わる沖縄民謡の1曲である。表題は文献により「てぃんさぐの花」「てんさぐの花」「ちんさぐの花」「てんさごの花」と紹介される場合もある。 てんさぐの花の工工四 「てぃんさぐ」はホウセンカ(鳳仙花)のことで、沖縄県では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めるとマジムン(悪霊)除けの効果があると信じられていた[1]。1番から10番まであり、親や年長者の教えに従うことの重要性を説く教訓歌となっている。 1972年(昭和47年)の沖縄返還以前、1966年(昭和41年)に「てんさぐの花」のタイトルでNHK『みんなのうた』8-9月放送曲として山本直純編曲、中村浩子と杉並児童合唱団の歌唱で放送された。同番組で沖縄民謡が放送されたのは初である。放送後、1970年(昭和45年)に刊行された西崎嘉太郎/日本青少年音楽教育センター監修『日本うたの地図』(し