まだre:Invent 2022開催直前ですが、フライング気味にいくつものAWSアップデートが早くも発信され始めています。 今回はその中でも 「Aurora&RDSにおけるフルマネージドなBlue/Greenデプロイ」 を日本語で先行紹介してみます。 アナウンス概要 背景 データベースを更新する際、リスクとダウンタイムを極小化するためにBlue/Greenデプロイが有効な戦略となる。ただしBlue/Green双方のDBを常時同期しておかないと、安全なB/Gデプロイが出来ない AuroraやRDSではこれまでもクローン機能やリードレプリカ昇格機能を組み合わせてセルフサービスでB/Gデプロイを実現することができたが、手順が複雑でコストも掛かるため対応が後回しにされがちだった 新機能概要 Aurora(MySQL互換)、RDS(MySQL/MariaDB)が対象 少ない手順で本番DBのコピーをス
要件 AWSでインフラ構築し運用しているプリケーションのデータを定期的にBigQueryに転送して、BigQuery上でデータ分析をやりたいというニーズがあり、RDSに保存しているデータを転送する機構を構築した。 AWSを利用してるなら、その中でデータ分析もやったらいいじゃないかという意見もあると思うが、ビッグデータの蓄積や解析はBigQueryで実施した方がやりやすいということもあるようで、BigQueryへ転送するニーズが最近は結構ある模様。 今回はGCPが提供しているBigQeryへのデータ転送サービスDataTransferServiceを使って行う 構成図 作成するアプリケーション概要 RDSのデータを定期的にBigQueryへ転送することを実現するアプリケーション RDSの自動で取っているスナップショットデータをS3へ一日一回エクスポート(JST 0:00に実行) https:
これは8年ほど前のある日のことです。 本番環境のテーブルを淡々とtruncateし続けたことがあります。 リリース前などではなく、稼働中のサービスでした。 思い出せる限り、私のエンジニア歴において最大の「やらかし」です。 「そんなミスありえないだろ…」「どんだけ迂闊なんだよ」という感想を持たれる方もいらっしゃるかと思います。 むしろ、それが正常だと思います。しかし、当時の私はやってしまった。 ただ、それでエンジニアをやめるようなこともなく、現在では人を指導する機会も増えました。 どうしたらそんな事が起きるのか? その後、どのような対応が行われたのか? 教訓はなにか? この機に記させていただきたいと思います。 量産現場の社二病社員 当時働いていた職場では、「同じような機能を持ったスマートフォンアプリ」を量産する部署がありました。 私は、そこに配属されました。 当時、新卒2年目。社二病真っ只中
はじめに 基盤チームでバックエンドエンジニアをやっている松田( @tadamatu )です。 以前にCTO川口が当ブログ内で公開した以下の記事があります。 devblog.thebase.in 新規接続の限界 BASE のアクセス量の伸びは凄まじくこの構成でも接続エラーが発生するようになってしまいました。 ピーク時に秒間 2 万もの新規接続が primary インスタンスへ行われているといった状態です。 この記事が公開されたのが約2年前で、当時100万程度 だったショップ数は170万を超え、我々はまだまだ伸ばしたいと考えています。 これは、ショップ数の伸びとともに、指数関数的に増えていくユーザのアクセスを捌く必要があることを意味します。 ブログ公開当時、我々はさまざまな検討の末、以下のような対策を取りました。 残された手段は primary のインスタンスに対しての接続数を如何にして減らす
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