【ニューヨーク=小谷野太郎】ソニーのインターネット配信サービスで大量の個人情報が流出した恐れのある問題で、ソニーは2日(日本時間3日)、新たに別のゲーム配信子会社のシステムが何者かに侵入され、世界で最大2460万人分の個人情報が盗まれた可能性があると発表した。 同社のゲーム機「プレイステーション」向けのサービスで既に約7700万件の個人情報が流出した恐れが分かっており、同社の個人情報の管理体制に批判が強まりそうだ。 ソニーによると、新たなハッカー攻撃が見つかったのは、米カリフォルニア州に本社のあるゲームの制作・ネット配信会社「ソニー・オンライン・エンタテインメント(SOE)」。同社が1日に行った内部調査で、不正を見つけ、2日(同3日)からサービスを停止した。 盗まれた恐れがあるのは、07年当時のデータベースから利用者の名前や住所、電子メールアドレスのほか、日本の約4300件を含む、約1万2