2012年01月28日 03:46 カテゴリ科学と暮らし まだまだわからない低レベル放射線の健康リスク Posted by science_q No Comments No Trackbacks Tweet 1945年 に広島と長崎に投下された原子爆弾は、被爆放射線量と健康リスクに関する、世界的に類を見ない膨大な疫学データを提供しました。その結果、放射線量と健康 リスクは直線的に比例し、健康リスクがゼロになる放射線量の閾値は存在しないというのがこれまでの通説になっていました。ところが、独ヘルムホルツ環境保 健研究センターのTeresa Neumaier氏らは、全米科学アカデミー紀要1月10日号(PNAS, 109:443-448, 2012) の中で、その通説を覆す結果が得られたと発表しました。低線量と高線量で放射線に対する細胞の応答が異なることを発見したというのです。福島原発の事故以来、