2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震の揺れをとらえた仏RENASSの地震計(2011年3月11日撮影)。(c)AFP/FREDERICK FLORIN 【3月11日 AFP】(一部更新)2011年3月11日に東日本大震災の巨大津波を引き起こした東北地方太平洋沖地震(M9.0)の衝撃は、地球の周回軌道上でも観測できるほど大きかったことが、このほど発表された研究報告で明らかになった。 米専門誌ジオフィジカル・リサーチ・レターズ(Geophysical Research Letters)に10日に掲載された研究によると、欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)の地球観測衛星「GOCE」が、巨大地震で地殻が大きくずれたことによって発生した「超低周波音」を捉えていたという。 科学者らによると、巨大地震は地球の内部を伝わる地震波を生むだけでなく、太鼓をたたくように地表を