今般の警察庁の通達で、自転車の車道走行の原則の徹底が指示されました。その実現のためには車道に走行空間が必要ということで、日本でも自転車レーンの整備が進む可能性が出て来ました。今まで、車道でも歩道でも邪魔者扱いされてきた自転車利用者にとっては期待が高まる展開です。 欧米の先進的な都市と比べると、日本の都市には自転車レーンが圧倒的に少なく、その充実が求められます。そして、どうせ整備するなら、歩行者が危険な箇所だけなどと了見の狭いことは言わず、主要な道路を広範にカバーし、ネットワークとして機能させるという視点を是非持ってほしいと思います。 警察は、パーキングメーターの撤去や車道レーンの数を減らすことも視野に入れた、思い切った見直しを進めるとしています。一方では、歩道幅が広い場所では引き続き歩道走行も容認するなど、中途半端なことも言っていますが、場合によっては歩道の幅を削ってでも車道に自転車レーン