実行例1 コマンドライン上でUniversal Binaryを作成する場合は、「-arch」オプションを複数回指定することで複数のアーキテクチャのコードを組み合わせられる。ここでは、ppc(32ビットのPowerPC)とppc64(64ビットのPowerPC)を組み合わせている Makefileなどでコンパイルを制御し、いったんオブジェクトファイルを作ってからそれをまとめている場合は、オブジェクトファイルの作成時だけではなく、リンクのときも「-arch」オプションを忘れないように指定する必要がある点に注意されたい。 また、Xcodeでの開発時と同じく、コマンドラインからビルドする場合もそのアーキテクチャの共有ライブラリがすべて存在していなければならない点は変わりない(実行例2)。これを回避するには、GCCに「-isysroot」オプションを追加し、Xcodeと同じようにターゲットSDKを指