会社事務所から現金を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗などの疑いで、住所不定、無職、森崎裕也容疑者(31)を逮捕した。同課によると、森崎容疑者は「日銭の入る温泉場を狙い盗みに入った。人の集まるところには金が集まる」と供述、捜査員の間で「湯煙の森ちゃん」として知られていた。 同課によると、森崎容疑者は昨年7月以降、箱根湯本(神奈川県)や熱海(静岡県)、下呂(岐阜)など1都9県の温泉や行楽地で約40件(被害総額約300万円)の窃盗を繰り返したと供述しており、同課が裏付けを進めている。 森崎容疑者はレンタカーやバイクで温泉に向かい、ドライバーで格子を外すなどして飲食店や土産物店の事務所に侵入、現金やビール券を盗んだという。 逮捕容疑は、昨年12月27日午前4時50分ごろ、東京都町田市の古紙回収業者の事務所に侵入し、現金約1万3千円を盗むなどしたとしている。