マジメサキュバス柊さん ちると <完結済み>超堅物男・草壁の隣に住む真面目系OLの柊さんの正体はサキュバス!吸精の前に手順を踏まねば犯罪者ではという真面目過ぎる思考により、定住定職定収入を固めるサキュバス柊さん。安易な恋心や性欲は身の破滅…草壁はそんな柊さんの魅力にあらがう事が出来るのか?ハイテンションラブコメ開幕! [JC全4巻発売中]
目まいがするのは……<光る波、白い砂。>という書き出しで始まった朝刊のコラムが、海水浴場が<開くべきか、開かざるべきか>シーズン本番を前に悩んでいることを取り上げていた。 僕も海水浴場のある町に住んでいるから事情はわかる。だから、<市町村によって結論>が分かれる悩ましさもわかるし、感染を心配する住民からの声で不開設を決めざるをえなかった自治体の<現実が切ない>という思いにも共感する。 <開こうとも開かずとも煩悶の夏である。>で結ばれていれば、そのまま次のページをめくっただろう。 ところが、である。末尾にもう一文ついていた。 <一方、五輪の準備は粛々と進む。その落差に目まいがする。> 一方? 海水浴場と五輪を並べて? 準備が粛々と進んでいることに? は? 朝から<目まい>がしたのはこっちの方だ。 最近、この手の物言いが多い。プロメディアでも、SNSなどの個人メディアでも、毎日目や耳にするほど
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