文部科学省の平成26年度「産業界ニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の成果物として「アクティブラーニング失敗事例 ハンドブック」という資料が公開されていました。 アクティブラーニング型の授業を実施するにあたって起こりがちな問題ケースと、それに対する原因と対策がまとめられ、それが「アクティブラーニング失敗結果/原因マンダラ」というかたちで一枚絵にまとめられています。 失敗の原因はどこにあるのか?アクティブラーニングの「難しさ」に焦点を当てて、失敗学的に原因と対策を曼荼羅的に可視化しようとする試みは、意義があり、また組織論的な課題も含めている点は興味深いと思いましたが、これを読むのは授業をデザインしファシリテートする立場である教員であることを考えると、内容には若干の違和感を感じるところもありました。 たとえば「課外活動における学生の怠慢な態度」という問題ケース。要するに、地域のフィール