怪談の王道は、やはり話それ自体で怖がらせなくてはいけない。聞いたら呪われる、といった、話の外に恐怖があるものや、その話が存在するこの世界というものの恐ろしい現実を背景に借りてくる話は、やはり怪談話としては邪道だと思う。(怖ければ何でも良い、という考え方を否定するわけではないが) そういう点で、オカルト板No.1の怪談として選ばれているのが次の話と言えよう↓。 「猿夢」 正確には、この話は、今現在、「死ぬ程洒落にならない話投票所」では2位なのだが、1位の話は「邪道」な怖い話(現実世界の恐怖を語った話)なので、怪談としては、こちらをNo.1と呼んで差し支えないだろう。 で、例によって、こんな変なリンク先をクリックしたくない(ここも十分変なサイトだがw)という方のためにあらすじを紹介する。ただ、この話は、どちらかと言うと、凝ったストーリー展開で怖がらせる話ではなく、文章がうまい、という評価をもら